個人的には、1位中田永一「百瀬、こっち向いて」
2位石田衣良「魔法のボタン」
3位本多孝好「Sidewalk Talk」
4位伊坂幸太郎「透明ボーラーベア」
5位中村航「突き抜けろ」
6位市川拓司「卒業写真」
伊坂幸太郎の「透明ボーラーベア」は彼氏の転勤で遠距離恋愛をすることになったカップルが動物園に行く話。そこで、カップルの男の姉の元カレと再会します。ボーラーベアは北極熊のことで、男の姉が好きだった動物。4位とはいうものの、上位3人が強すぎるので、軽く平均は超えています。なんで、LOVE or LIKEに入ってないのかな? 真伏さんよりは絶対良いもの書くと思うんだけどな。
石田衣良の「魔法のボタン」。個人的に好きな作家No,1なので。ってか、クサイ(笑)。石田さん、クサすぎ、そしてカッコよすぎ。失恋から立ち直る話。石田衣良らしい恋愛短編の良作。
市川拓司「卒業写真」。平均点下げてます。期待していたのですが残念です。わけがわからない、何を目指しているのでしょう。次の百瀬を盛り上げるためなのでしょうか?
中田永一「百瀬、こっち向いて」。やられました。伏兵でした。この中で唯一読んだことのない作家だったのですが、良い小説書きますね。この人の短編集が出たら、絶対買いです。この作品だけで、十分に元を取れました。僕はかなり小説は読む方で、年に400冊くらい読むのですが、その中でもトップクラスです。高校生の初恋の話です。
中村航「突き抜けろ」。「絶対、最強恋のうた」の元の話。大学生のカップルはお互いを好きでいつづけるためにルールを決めた。週に3度の電話と一度のデートがふたりをつなぐ。
本多孝好「Sidewalk Talk」。上手いです。最後をしっかりとしめてくれます。僕は、この人は外れのない作家だと思っています。村上春樹の影響を受けまくった作品などもありますが、それも含めて良作です。今の10代で村上春樹を読む人は少ないので、ポスト村上春樹になるかも。村上春樹の大衆小説版といってもいいかもしれません。まだ、レベルは村上春樹には及びませんが、違うフィールドで本多さんらしさを開拓してくれることを期待しています。この短編は別れ話をするカップルの切ない話です。気持ちよく終われる良作です。
引用元:
平均点の高い恋愛アンソロジー作業